よくご相談いただくケース
アパート退去時の高額請求
アパート退去時には敷金が返金されることになっていますが、「思っていたよりも返金が少ない。」「修繕費まで請求された。」など、次のような相談が多く寄せられています
- 敷金から原状回復に要する費用として、壁クロス代やハウスクリーニング代等の費用を差し引かれた金額しか返金されない、または、追加の負担を求められた。
- ペットを飼っていたので、床や壁に傷や汚れがあるがその弁償はどこまでか。
- 借主の不注意による汚れ、傷、破損にかかる修理費用の負担分が高額である
一般には借主が通常の利用をしていて、経年劣化に伴う汚損による場合は、その部分の原状回復は貸主の負担となりますが、納得できない場合は貸主と自主交渉をすることになります。
ポイント!
自主交渉の際には、必ず次のポイントを確認してください。
1. 契約書の確認
入居時に交わした契約書はありますか。なければ取り寄せましょう。退去時の原状回復にかかわる条文あるいは特約事項はどのように記載されているか確認しましょう。
2. 家賃や管理費等の滞納の有無
家賃や管理費等の滞納・未納の有無はありませんか。あれば敷金から差し引かれます。
3. 修繕費用の確認
修繕にかかった工事があった場合、請求書の写しをもらいましたか。
これらのポイントを確認したうえで、契約書や修繕費用の請求書の写しなどを持参して、家主あるいは管理会社と確認・交渉してください。
なお、当事者間で解決できないようであれば、民事調停の申し立てあるいは少額訴訟制度を利用することもできます。
なお、当事者間で解決できないようであれば、民事調停の申し立てあるいは少額訴訟制度を利用することもできます。