事例詳細
クレジットカードの不正利用に注意
金融・保険
架空請求通信販売不当請求
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クレジットカードの利用明細を確認したところ、身に覚えのない利用が多数あることに気がついた。利用されたのは4か月前で総額25万円程になる。明細はWebで発行されていたが、しばらく確認していなかった。カード会社に不正利用を申し出ると、カード番号の変更はしてくれたが、被害については申出時から60日より前の利用分のため、補償は一切できないと言われた。返金してほしい。
ポイント!
- クレジットカードを不正利用されたというトラブルのご相談が、多数寄せられています。 不正に情報を取得された原因としては、通販会社や通信事業者をかたり「お支払いが確認できません」などといってメールやSMSを送り、本文に記載したURLリンクをクリックさせ、偽サイトに誘導し個人情報やカード情報を取得するフィッシングの手口があげられます。
- クレジットカード会員にはカードの善管注意義務が課せられています。カードの利用に当たってはカード会員規約に則ることになりますので、申込み時によく確認しておきましょう。
- クレジットカードの利用明細は、毎月必ず確認しましょう。最近は、書面での発行ではなくWeb明細で発行する方法も一般的となっています。Web明細の場合、利用者が自らWebサイト等を開いて確認する必要がありますので、参照できるようにしておきましょう。
- クレジットカード会社の連絡先は多くの場合、カード裏面に記載されています。紛失に備えて控えておくようにしましょう。
もしトラブルにあってしまったら
- 不正利用が疑われる場合は、被害拡大を防ぐために速やかにクレジットカード会社に連絡し、調査を依頼しましょう。併せてカード番号の変更やカードの利用停止についても相談してみてください。
- 各クレジットカード会社の規約によりますが、一般に、紛失や盗難によってカードやカード情報が不正利用され、会員に故意・過失がない場合には、不正利用による補償が受けられるようになっているようです。 クレジットカード会社の調査には時間がかかるので、一旦は不正利用分も含めた金額が引き落とされた後に返金となることもあります。
- なお、補償を受けられる期間には定めがありますので、カード会社の規約をよく確認しておきましょう。 不正利用にいち早く気づくことが大切です。
参考リンク
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