暗号資産の投資をしていたが、高額な手数料を請求された
SNS交流サイトで知り合った人から暗号資産の投資を勧められ、スマートフォンのアプリで登録し、指定された個人名義の銀行口座に現金を振り込んだ。後日、アプリから「投資金額を増額しないと凍結される」とメッセージが届き、銀行口座に現金を振込んだ。その後も何回か同様のメッセージが届く度に、現金を振込んでいった。2か月経過してアプリから現金の出金申請を行ったところ「為替変動の為システムが停止した。再度手続きが必要。手数料200万円」とメッセージが届いた。アプリの運営元も分からず、手数料も高額なためどうしたらよいか?(相談者50代 男性)
センターからのアドバイス
暗号資産を扱う暗号資産交換業者は、金融庁・財務局への登録が必要です。取引をする際は、登録業者であるかを事前に確認するようにしましょう。
今回の事例は、業者の所在が不明で振込先も個人名義であり、法外な手数料を請求する点で、詐欺の可能性が高いと思われます。警察と振込先の金融機関に相談するように伝え、併せて弁護士相談を案内しました。
センターには投資話に関する相談が多く寄せられています。特にアプリの運営元やメッセージの相手の所在が分からない場合、振り込んだお金を取り戻すことは困難です。慎重に判断するようにしましょう。