事例詳細
投資情報(USBメモリ)を購入するだけで簡単に稼げると誘われた
金融・保険
マルチ商法
若者
友人から「投資で稼げる方法がある。話を聞くだけでもいい」と勧められ、喫茶店で会うことになった。友達は上役を連れて来ていて「投資のノウハウ(情報商材)が詰まったUSBメモリを購入すれば簡単に稼げる。誰かを紹介すると一人当たりマージンが5万円受け取れる」と言われた。金額は50万円と高額だが、「消費者金融で借りて払えばよい。すぐに元が取れる」というので、その場で契約書にサインをした。
その後、冷静になって契約書を確認したら、『連鎖販売取引』と記載されており、マルチだとわかったので解約したい。クーリング・オフの方法はネットで調べてわかったが、そもそもUSBメモリを受け取ってもおらず、代金も支払っていないのにクーリング・オフの手続きをしなければいけないのか。
センターからのアドバイス!
社会経験の少ない若い学生などを中心に、「簡単に副業でかせげる」「いろいろな人と出会える」「自己啓発のため」などの様々なうたい文句で勧誘し、マルチ組織に入会させたり、高額な情報ツールなどを契約させる手口が横行しています。中には50万円以上の高額な契約を、学生ローンを組ませて支払わせる悪質な相談事例もあり、大変深刻です。
今回のような場合、商品(USBメモリ)を受け取っていなくても契約書にサインをしているので契約は成立していると考えられます。契約書面を受領した日から20日間以内にクーリング・オフの手続きを行いましょう。
困ったときは一人で悩まず、すぐに消費生活センターに相談してください。
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