事例詳細

不審なメールが来た

情報通信サービス 架空請求通信販売 若者 高齢者

スマホや携帯のSMSメールや、パソコンのメールアドレス宛に下記のようなメールが来たという相談が寄せられています。

  • 「あなたのアカウント情報が流出しています」と書かれたメールがとどき、リンク先をクリックするように指示がある。

  • 運送会社から「荷物を届けたが不在のため配送できなかった」と書かれ、URLがついているメールが届いたが、不在連絡票はポストに届いていない。

  • 大手通販業者から「料金未払いがある。放置すれば法的手段をとる。こちらに連絡するように」と書かれたSMSが届いたが、利用した覚えがなく不審だ。

  • 「あなたのメールアカウントをハッカーから購入した。デバイスを乗っ取り、あなたの卑猥な画像を取得した。家族や友人に公開されたくなければ〇〇万円を暗号資産で支払え。」という不審なメールが届いた。全く身に覚えがないがどうすればよいか。

不審なメール1不審なメール2

ポイント

  • 「アカウント流出」「不在届け」「料金未払い」などというメールがふいに来ると、つい驚いて焦る気持ちになりますが、まずは落ち着いて、絶対にリンク先をクリックしたり添付ファイルを開いたり、相手に連絡をしないようにしましょう。

  • 悪質な迷惑メールだった場合、不特定多数に同じ内容のメールを送付しているケースが大半です。文章内に宛先人名や具体的な請求内容等が書かれていなければ迷惑メールと考えられます。

  • 正規のメールかどうか判断がつかない場合は、メールに書かれたリンク先ではなく、別ページから業者名で検索して正規サイト(httpsから始まる場合が多いです)を開いてみてください。「当社をかたる不審なメールについて」など注意喚起が出ている場合があります。

 

もしトラブルにあってしまったら

  1. リンク先をクリックした場合は、不正なソフトをダウンロードさせられたり、開いたサイトからアカウントやパスワード等を入力させて情報を盗み取るフィッシング詐欺被害に遭う可能性があります。
    • 不正なソフトをダウンロードしていないか、大手家電量販店などで販売しているウイルスソフトでスキャンします。スマートフォンであれば、不正なアプリがダウンロードされていないか確認し、ダウンロードされていれば削除します。
    • ウイルスや不正アプリによる被害が発生したと思われる場合は、ネットワークの接続をオフにして、データのバックアップをとってから機器を初期化します。
    • 開いたサイト先でアカウントやパスワードを入力してしまった場合は、そのパスワードを使用しているサイトのパスワードをすぐに変更するなどの対応をします。
    • クレジットカード情報や銀行口座番号等を入力してしまった場合は、すぐにカード会社や金融機関に連絡して対応を仰いでください。スマートフォンの場合、不正アプリによりSMSメールを乗っ取る手口も報告されています。今後不正な請求が来る可能性もありますので、念のため携帯電話会社にも連絡し、状況を伝えてください。

  2. 電話連絡してしまった場合は、相手に電話番号を知られてしまった可能性があります。不審な電話には応答しない、着信拒否設定にする、留守番電話設定にするなどの対策をとってください。

  3. メールアドレスや電話番号が流出している可能性がありますので、今後も悪質な迷惑メールが来る可能性があります。一度流出した個人情報は取り戻せません。不審な電話やメールに注意したり、変更できる情報は変更するなど自衛するほかありません。

 

参考リンク

 

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