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いつの間にか“サブスクリプション!? 申し込む前によく確認を
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定められた料金を定期的に支払うことにより、一定期間、商品やサービスを利用することができるサブスクリプションサービスに関するご相談が多く寄せられています。
- 継続サービスだと思っていなかった!
数か月前ペットのことで相談があり、ネットで検索していたところ、500円で専門家に相談できるという広告があったのでクレジットカード番号を入力して申し込んだ。一度回答は得たが満足できる内容ではなかったので、その後は利用していない。先日、カードの利用明細で、当該サイトから500円のほかに、数千円の利用料金が毎月請求されていたことに気が付いた。解約と返金を求めたい。 - 解約方法が分からない!
SNSで知り合った人からポイ活の勧誘を受け、ポイント取得のために勧められた10個のサイトに登録し、個々のサイト利用料はキャリア決済で支払うことにした。無料期間に解約すれば料金はかからないと思っていたが、解約方法が分からず、課金されてしまった。解約したいがどうすればよいか。 - 解約したはずなのにできていなかった!
映像配信サービスの無料キャンペーンに登録し、無料期間内にテレビ画面上から解約手続きを行った。解約できたと思っていたが、カードの明細を確認したところ、利用料金の請求が続いていることがわかった。解約後に支払った料金の返金を求めたい。
ポイント!
- サブスクリプションで提供されるサービスには、動画配信、音楽配信、ヘルスケアやオンライン講座等のアプリ、専門家相談や通販サイトの有料会員サービス等さまざまなものがあります。
- 一般的に、サブスクリプションサービスは一度契約をすると、自分で解約しない限り自動的に支払いが継続されます。無料トライアル期間を設けている場合もありますが、無料期間内に解約しなければ、有料プランに自動で移行すると定められていることが大半ですので注意が必要です。
- 通信販売でのサービスの利用にあたっては、事業者の定める利用規約に従うことになります。申込み前に、サービスの提供元(契約先)、サービスの内容、提供期間、利用料金、料金請求の時期、解約方法、無料期間がある場合はその期間と有料プランへの移行日、無料期間だけで解約できるのかどうか等をよく確認しましょう。確認した内容はプリントアウトしたりスクリーンショットを撮る等して保存しておくようにしましょう。
- サービスを解約する場合、解約したことを後で証明できるよう、解約手続き完了画面や事業者からの解約受付メール等を残しておくようにしましょう。
もしトラブルにあってしまったら
- まずは現在の契約状況を確認する必要があります。マイページ等でご自身の契約内容や利用状況を確認し、不明な点は事業者に問い合わせましょう。
- (継続課金の有料サービスだと思っていなかった・申し込んだ覚えはない場合)
事業者によっては一定期間であれば、返金を受け付けている場合があります。事業者のサイトのよくある質問等を確認してみましょう。自身の申込みでない場合や、申込み時に継続課金サービスであることが分かりづらかったようであれば、事業者に詳細な事情を申し出て取消し等の対応ができないか交渉してみてください。 - (解約方法が分からない場合)
解約方法について記載がないか、アプリやサイトを隅々まで確認してみてください。それでもなお不明な場合は、事業者に問い合わせましょう。クレジットカード決済の場合は、カード会社に請求元について問い合わせてみるのも一法です。キャリア決済の場合は、キャリアのサイトでサブスクリプションの確認方法を案内していることがあります。 - (解約したはずが解約できていなかった場合)
解約手続きした際の証拠を示して、事業者に手続き状況について確認を求めましょう。クレジットカード決済の場合はカード会社に支払いの保留ができないか相談してみましょう。 - クレジットカードの請求明細は毎月必ず確認し、覚えのない利用がないか注意してよく見るようにしましょう。なるべく早く気付くことが大事です。不審なサイトにカード番号を知られてしまったようであれば、カード情報の変更手続きなどについて、カード会社へ相談しましょう。
キャリアサイトのサブスクリプション確認方法案内
海外事業者のサブスクリプションサービスを契約してしまったようであれば、越境消費者センターにご相談してみてください。
海外事業者のサブスクリプションサービスを契約してしまったようであれば、越境消費者センターにご相談してみてください。
参考リンク
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