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事例詳細
SNSで知り合った外国の人に勧められた暗号資産に投資した~その投資・国際ロマンス詐欺ではないですか!?~
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若者
高齢者
数か月前に、SNSで知り合った外国の男性に恋愛感情を抱き、結婚を考えるようになった。
そうした中で、彼から「二人の将来のために資産を増やしていきたい」と言われ、海外の暗号資産投資のアプリを強く勧められた。
スマートフォンのアプリリストからダウンロードできたので信用性が高いと感じ、海外の暗号資産取引所に自分名義のアカウントを作った。投資費用は、彼が指定する個人名義の口座を経由して送金した。 アプリ上で取引情報が確認でき、利益が出ているため何回か追加送金した結果、最終的に1000万円を投資した。
利益が出たので、出金を試みたが「出金には別途税金費用が必要である」と言われ、不審に思い銀行に相談したところ、典型的な国際ロマンス詐欺にあっていると言われた。返金してもらいたい。
ポイント!
- 恋愛感情や親近感を抱かせた上で金銭をだまし取る詐欺を「ロマンス詐欺」といいます。
- 一度も直接会ったことがない相手から投資や資金援助等の金銭に関する話が出た場合は、注意が必要です。
- 翻訳アプリや、AIを利用した音声・動画作成が可能なため、チャットやビデオ通話でどんなに仲良くなっても、本人ではない者がなりすましている可能性があります。
- 詐欺師は言葉巧みに恋愛感情や同情心を利用し、送金させる状況に誘導します。
すぐに送金せずに、まず近しい人や警察に相談してください。 - 詐欺師は「二人の将来のために」とあおり、投資を強く勧めてきます。
特に次のように手口が多様化しているので、十分に注意してください。
・実際に日本に登録がある暗号資産取引所に投資させてから、さらに儲かるとして
架空の海外の暗号資産取引所へ送金させ金銭をだまし取る
・投資後の資産を引き出す手数料として追加の送金を要求
・家族の病気の治療費として金銭を要求
・海外の詐欺拠点から抜け出すための費用として金銭を要求
もしトラブルにあってしまったら
- 直ちに振込先の金融機関等へ連絡を!
振り込め詐欺救済法が適用される場合があります。
被害回復分配金の支払を受けるためには、金融機関に被害の申請が必要です。
【振り込め詐欺等の被害にあわれた方へ(金融庁)】を参照ください。
https://www.fsa.go.jp/policy/kyuusai/furikome/index.html
- 迷わず、すみやかに最寄りの警察署に相談を!
現地の日本国大使館・総領事館にも相談できます。
参考リンク
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